古典Lotka-Volterra:中心点と保存量

モデル方程式(1925-1926)

dx/dt = αx − βxy
dy/dt = δxy − γy

x: 被食者(ウサギ)、y: 捕食者(キツネ)

α: 被食者成長率、β: 捕食率、δ: 捕食者成長率、γ: 捕食者死亡率

相図

x-y 相平面
中心点(非孤立)
サドル(原点)
閉軌道
初期被食者 x₀ 1.50
初期捕食者 y₀ 1.00
保存量 H(x, y)
H = 1.234

H = δx + βy − γ ln x − α ln y

時系列

個体数の時間変化
被食者 x
捕食者 y
現在 x
1.50
現在 y
1.00
周期 T
≈ 6.3
なぜリミットサイクルではないのか?

古典LVの閉軌道は中心点を囲む閉曲線の連続体であり、

リミットサイクル(孤立した閉軌道)ではない!

構造不安定性

この系は構造不安定である:

Strogatz との接続

6.4節: 古典LVの解析、閉軌道の存在証明

6.5節: 保存系とハミルトン系

7.2節: Bendixson判定法(閉軌道の非存在条件)

5章: 中心点 vs 安定/不安定スパイラル

Bendixson判定法

∂f/∂x + ∂g/∂y = (α − βy) + (δx − γ)

この値は符号が一定ではないため、Bendixsonの判定法は適用できない。

→ 閉軌道の存在を「否定できない」(実際に存在する)