20世紀前半

Pharos

1920 – 1937

弟Fairwayの陰に立ったダービー2着馬 — フランスの地でNearcoを世に放った

Profile

生年月日 1920年4月4日
没年月日 1937年4月30日(17歳)
毛色 黒鹿毛(Dark Bay/Brown)
性別 牡馬
生産国 イギリス(サフォーク州ニューマーケット、Stanley House Stud)
生産者・馬主 Edward Stanley, 17th Earl of Derby
調教師 George Lambton

Biography

20世紀の生産史において最も濃密な配合のひとつ、Phalaris×Scapa Flow。この組み合わせから3頭のチャンピオンが生まれた。全弟Fairwayは31勝を挙げ英愛リーディングサイアーに4度君臨した。全妹Fair Isleは1930年の1000ギニーを制した。そしてPharos — 1920年4月4日に第17代ダービー伯爵のStanley House Studで誕生した長兄 — は、体高16ハンドの黒鹿毛馬で白徴はなく、穏やかな気性と勝負根性を持つ馬であった。

George Lambton調教師のもと、2歳から5歳まで4シーズンを走り、30戦14勝。1923年のエプソムダービーではPapyrusに1馬身差の2着に敗れた。外を回す不利な進路取りが勝敗を分けたと当時の観戦者たちは口を揃え、より賢明な騎乗であれば結果は変わっていたと信じられた。しかしPharosはその後、チャンピオンステークスで凱旋門賞馬Parthを4馬身差で一蹴し、10ハロン路線の第一人者であることを証明した。

引退後はダービー伯爵のWoodlands Studで3シーズン供用された後、1929年にフランス・ノルマンディーのHaras d'Ouillyへ移った。英愛では1931年にサイアーランキングの首位に立ち、フランスでは1939年に没後ながらサイアーランキングの頂点を極めた。35頭以上のステークス勝ち馬を送り出し、Cameronian(英ダービー)、Firdaussi(セントレジャー)、Pharis(仏ダービー・パリ大賞)など大レースの勝ち馬が並ぶ。

だがPharosの最大の遺産は、イタリアで結実した。フェデリコ・テシオが自らの繁殖牝馬Nogaraにこの馬を交配し、生まれたのがNearco — 14戦14勝、20世紀で最も影響力のある種牡馬であった。Pharosは1937年4月30日、わずか17歳でフランスにて死亡。イタリアの息子がどれほどの存在になるか、知ることはなかった。

Race Record

30 出走
14 勝利
5 2着
6 3着

生涯獲得賞金 £15,694。10ハロン路線の第一人者。

主な勝鞍

主な惜敗

Pedigree

Pharos
1920
Phalaris
1913
Polymelus
1902
Cyllene
1895
Bona Vista
1889
Bend Or
Vista
Arcadia
1887
Isonomy
Distant Shore
Maid Marian
1886
Hampton
1872
Lord Clifden
Lady Langden
Quiver
1872
Toxophilite
The Arrow
Bromus
1905
Sainfoin
1887
Springfield
1873
St. Albans
Viridis
Sanda
1878
Wenlock
Sandal
Cheery
1896
St. Simon
1881
Galopin
St. Angela
Sunrise Springfield
Scapa Flow
1914
Chaucer
1900
St. Simon
1881
Galopin
1872
Vedette
Flying Duchess
St. Angela
1865
King Tom
Adeline
Canterbury Pilgrim
1893
Tristan
1878
Hermit
Thrift
Pilgrimage
1875
The Palmer
Lady Audley
Anchora
1905
Love Wisely
1898
Doubloon
1891
Doris
Eryholme
1898

St. Simon 4×3、Springfield 4×5、Hermit 5×5のインブリード

Notable Offspring

Sire Line

Phalaris 1913
Pharos 1920
Nearco 1935

References